小仏隧道

140文字以上の文を書く練習をしています。

2011年に起こった震災とは関係ないちょっとした出来事

去年の東京オリンピックすごかったネー。

文章を書く練習をしようと思っていたのに、気がついたらまた放置してしまいました。
春の陽気に誘われてネットサーフィン(死語?)をしていたらはてなブログにたどり着いたので、久しぶりになにか書いてみようと思います。

先週、新しいPCを買った。Surface Laptop Goというやつだ。小さくて軽くてお値段そこそこ、Macbookを露骨にイメージした見た目もおしゃれでグーだ。
まだネットサーフィン(死語?)にしか使っていないが、いい買い物をしたと思って気に入っている。
これまで使っていたNECのノートPCは10年前の2011年に購入したもので、OSはindows7だし電源を入れてからモゾモゾして目が覚めるまでに10分くらいかかるし、そのあともやたら動きがスローリーでまるで使い物にならなくなっていた。のび太だって場合によってはもう少しキビキビしている。
それでもiPhoneのバックアップくらいにしか使用していなかったのでまあいいかと思っていたのだが、近々別のことでPC作業する予定ができたのでエイヤっと新調したのだ。

2011年といえば東日本大震災のあった年でそれから10年ということで、もう10年というか「10年経ってこれなら復興はいつになれば・・・」と思ってしまうが、当時も今も東京に住んでいて特に被害を受けずボランティアなどにも参加していないぼくはここでは語る言葉を持たないので、同じ年にぼくの身に起きた別の話をする。オチはない。

ある日の仕事中、見知らぬ電話番号から携帯に着信があった。あとから履歴に残っていた番号を検索してみると、なんと葛西警察署の電話番号だった(当時は江戸川区に住んでいた)。
「うわヤッベー!人生オワタ\(^o^)/」と軽くパニックに陥ったが、もしなにか悪事が露見して逮捕なり任意同行なりが行われるのだとしたら事前連絡などないだろう。
気を取り直して折り返し連絡してみたところ担当らしい男性の刑事さんが「あなたの家に空き巣に入ったという男を逮捕しました」と言った。

空き巣?????

話を聞くと今この瞬間に我が家に空き巣が入って現行犯逮捕、ということではなく先日捕まえた容疑者が余罪としてゲロッたということのようなのだが、部屋が荒らされたり物がなくなったりといった心当たりはまったくない。
勘違いじゃないでしょうか?と刑事さんに言ってみるも「でも犯人がそう自供しているから、お宅に伺って調書を取りたい」とのこと。
何がなんだか分からないまま後日自宅に来てもらうことになった。

約束の日、刑事さんが一人やってきた。
ドラマのように玄関口で警察手帳を見せられたが、よく覚えていない。刑事さん自体も柴田恭兵織田裕二みたいな感じでは決してなく普通のおじさんだったと記憶している。大きな地図をホワイトボードに貼って連続殺人の発生場所をマークするようなタイプには見えない。
お隣さんが出てきて「111号室の人なら先週引っ越したわヨ!」と言ったりもしなかった。だってぼく住んでるし。現実はドラマのようにはいかない。

改めて話を聞いたのだが、それでもまったく心当たりがない。
犯人は〇月〇日ごろに窓の開いていたこの部屋に侵入し、キャッシュカードなどを奪っていったんだって。その後川に投げ捨てたらしいんだけどぼくの財布にはちゃんとキャッシュカードが入っている。
あと部屋には労務者風の男が鼾をかいて寝ていたんだって。労務者風????この部屋に住んでいるのは20代の地味ホモですよ?
「普通体型、悪く言われません、こちらからは何もできません」でお馴染みの地雷地味ホモなんですけど!?

通り沿いに似たような見た目のマンションもあるしやっぱり勘違いじゃないですかと言ってみたものの、刑事さんは「容疑者が詳細に供述している」と譲らない。
仕方がないので結局よく分からないまま被害届?みたいな書類にサインし、刑事さんは満足して帰っていった。
あんたもしかして面倒くさかっただけなのでは・・・?

その後は一切連絡もなく、その事件がどうなったのかは不明なままです。
今でもたまに「あれはなんだったんだろうなぁ」とぼんやり思い出す。
北のほうから流れてきて葛西警察署に逮捕された〇〇ノヒデオ、元気~?あのときの労務者だょ!!

かしこ